祖母の後ろ姿。
生まれてから18才まで北海道の田舎で暮らしていました。
今は北海道の札幌です。
函館まで2時間、海と山に挟まれ自然豊かなところで青春を過ごしました。
母が離婚し、小学校2年の時に祖母の家に引っ越ししました。
夜、働きに出る母の姿に私は毎日泣いて泣いて
後ろから祖母に抱き抱えられていたのを今でも覚えています。
祖母のご飯を毎日食べ、祖母に毎日寝かし付けられ
反抗期も祖母に対して酷かったと思います。
18才で札幌に出たとき、祖母や母のありがたみに涙しました。
ご飯を炊くのはこんなに面倒くさいものなのか
働くというのはこんなに辛いものなのか
ひとりで暮らすというのはこんなに寂しいのか。
あれから6年、祖母の背中も丸くなり
ガンになりました。
髪の毛も抜け落ち、もう出来る治療はすべてやって
今は自宅で療養しています。
もう82歳なのであとは自然に任せるそうです。
本人はいたって元気、ボケもなく
今年もみんなに配るお餅を作っているそうです。
なんでも作り出すその手に、今は尊敬しています。
きっと今年もうちに美味しいお餅が届くのは
幸せなことなんだろうなと思う。
祖母は、最近毎日なっちゃんの100日のビデオを見ながら
「可愛いねー。」と笑っているという。
札幌から実家までは冬の期間は車で6時間ほどかかるけど
夫は「お正月も会いに行こう」と言ってくれている、ありがたいです。
祖母の喜ぶ顔が目に浮かぶ、私も祖母に会いたいです。
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end.